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どるとるの部屋


[1377] 夜の声
詩人:どるとる [投票][編集]


僕は迷子のように
過ぎ去る日々に置いていかれて
ただ泣きわめくだけしかできない無力な人

真夜中に星が流れる
そんなロマンにあふれた 夜はあれど
そんな当たり前を幸せに思える心が足りず 僕は気を紛らすものさえなく またも迷子

右も左もわからない
この真夜中に
切れ切れのか細い声がかすかに聞こえたら

どうか 抱きしめてほしい
つよく やさしく

夜の声に耳をかたむけて
迷子の僕を導いてほしい
この夜に夜明けを呼んでほしいよ。

2010/05/12 (Wed)

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