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どるとるの部屋


[1390] 大切な人へ
詩人:どるとる [投票][編集]


はじめて会った日のことを覚えてるかな
僕たちは恥ずかしさ
隠せなくて 下ばかり向いて ロクに話もできずに 日が暮れるまでベンチに座ってた
デートだなんてそんな立派なものじゃなかったけど 僕たちは確かに 恋人だった

いつでも情けないのは僕だった
いつだっておろかなのは僕だった
いつでもありがとうや愛してるなんて言えたのに 月日を重ねてゆくたびに
君という存在が僕の中から 消えてしまうのさ

君が思い出させてくれたんだよね
僕の手を握りしめて 思い出させてくれたんだよね
今なら 言えるよ
愛してるもありがとうも 君はここにいるから

今 大切な人へ 伝えたいことや届けたいことは あるにはあるけど たくさんありすぎて どれから伝えたらいいのかわからない
だから ずっとそばにいて少しずつ 少しずつ伝えていこうと思うのさ

大切な人へ 世界中でこんなに 大好きな人が僕にはいる
あたりかまわずみんなに 言って回りたい
それくらい今は愛してるんだ

はじめて会った日より
心がどうにかしていたときより
今が何よりも君を大切にできる僕だよ

今 大切な人へ 伝えたいことや届けたいことは あるにはあるけど たくさんありすぎて どれから伝えたらいいのかわからない
だから ずっとそばにいて少しずつ 少しずつ伝えていこうと思うのさ

わかってくれるよね?

懐かしいベンチは今はない
だけれど二人が腰を落ち着かせられる
家はそこにある
そして永遠に冷めない愛がここにある

くさい台詞も
愛に満ちた言葉も
何もかも抱きしめられたなら きっと愛は永遠に続くさ

さあ 手をつなごう
恥ずかしさなどなく
今なら 今なら
君だけを抱きしめられるさ。

2010/05/15 (Sat)

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