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どるとるの部屋


[1423] たとえばそれが優しさならば
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かに届けたい
気持ちならいくらでもここにあるのに
届けるべき誰かが僕にはいない
愛っていつも素敵なもののはずなのに
ひとりじゃ築けない
ひとりじゃ手に負えない

流れ星ひゅるりたなびくような夜はひとりでいることになぜだか淋しさ抱くよ

でもこの世界には
運命という繋がりで結ばれた人が誰にもいると信じてるから
この気持ちを届けられるその日を待ちわびて僕はいつか誰かと築くだろう愛をひとり守ってる

僕が誰かを思うような
誰かが僕を思うような
そんな思い合いに満ちた未来を夢見て
まだ会ってもいないその人に永遠を誓う

たとえばそれが
早とちりでも
限りない優しさならば
僕は誓うのさ

そしていつか出会えたとき永遠誓う約束は君と出会う前からしていたんだよと言うんだ

たとえばそれが
信じられなくても
紛れもない事実だから大切にしてゆく
大切にしてゆく

流れ星ひゅるり流れるようななんでもない出来事も単なる偶然では終わらない
そんな気がするから
僕が

誰かを思うような
誰かが僕を思うような
そんな思い合いに満ちた未来を夢見て
まだ会ってもいないその人に永遠を誓う

たとえばそれが
早とちりでも
限りない優しさならば
僕は誓うのさ

そしていつか出会えたとき永遠誓う約束は君と出会う前からしていたんだよと言うんだ

過去の約束と
現在の約束を
重なり合わせて
少しの違いもなければ
それは今も昔も愛は永遠という証になる
嘘でも作り話でもない
それはただ限りない
優しさにあふれた
僕なりの誠意なんだ

永遠誓うならば
出会う前も出会った後も同じ

だから僕はためらいもなく誓う
永遠はずっと前から永遠だったから

あたりまえのように大切にしてゆくよ。

2010/05/27 (Thu)

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