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どるとるの部屋


[1435] 続・くだらない人生
詩人:どるとる [投票][編集]


意味のない人生なんてひとつたりともないのさ
意味のある人生ってどんな人生なのかさえ
そもそもわからないくらいだから意味のある人生などもとからない
だからこそ空っぽの日記帳の中に少しずつ少しずつ君との思い出を書き足してゆくのさ、見えない油性のペンで

くだらない時間が今
大切に変わってゆく
考え方次第で退屈な今も愛しくなるのさ

生きてる感じがしない
それでも僕は生きてる
だってこんなに君のこと愛してるから

くだらない人生はこの先も性懲りもなく続いてゆく 果てしなく どこまででも

生きてる今としては
いつか死ぬことなんて
取り決められた運命さえ歳を重ねる悲しみさえも考えないのさ
色あせてゆく思い出と変わりゆく街の風景もきっとこの僕を忘れはしないだろう

バカだよねアホだよな
こんなに生きることが辛くて苦しいとは知らなかった

でも続く この人生はくだらなくもどこか素敵な香りを匂わせながら
春夏秋冬と季節は移り変わりながら
僕は今日から明日
その明日からその次の明日と移り住みながらね

ストーリーに華を添えるようなそんな陳腐な光
今、僕を限りなく生かすもの
それがそんなくだらないことの中に輝くならば否定はできないね
だって今僕が生きてる今がその証だから

くだらない人生はひきつづき続くよ
変わってゆくもの
変わらないもの
少しずつ受け入れて
少しずつ当たり前になるセカイで僕は暮らすよ

空の下 土の上
君の隣で。

2010/05/30 (Sun)

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