詩人:どるとる | [投票][編集] |
くり返す日々はまるで夢を見ているように
過ぎ去ればまるで幻みたいに思える
つかの間の安らぎに喜ぶ僕らはふとした瞬間に見上げる空にまた雨の兆し感じる
この物語は表紙をめくる前からもう決まっていたのさ
結末さえも
それでも雨上がりに架かる虹を僕らは待つしかできないのさ
運命に縛られた翼じゃ少しさえ飛べやしないから
きっと信じるべきは運命じゃなく自分自身なんだ
ほら目覚めよう
口笛 軽快に 吹き鳴らして まるで悲しみなんか見えてないように強がる僕でさえも輝いてゆく
この物語の旅立ちの一ページに刻まれた
華々しい名文句が出発の合図
さあ 海原へ出よう
選んだ船に乗って
雨上がりの虹に会いに行こう こちらから
この物語は表紙をめくる前からもう決まっていたのさ
結末さえも
それでも雨上がりに架かる虹を僕らは待つしかできないのさ
そして夜明けは来る
僕らの心におりたとばりを取っ払う
太陽が昇れば 全てのまやかしは明らかになるだろう
虹がおしえてくれる。