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どるとるの部屋


[1462] つぼみの恋
詩人:どるとる [投票][編集]


終わりの時が来たようだね
何をしても免れない現実が僕に覆い被さる
むだにあざやかな記憶だけ残したままで
君の「さよなら」の言葉がいつまでも胸の中ひびいてる
君のさよならは涙混じりのさよならだったから

物語のラストに降る雨
ずぶ濡れの僕
つぼみのようにかたく閉じたまぶた
僕は今君にふられた

つぼみのままの恋が咲くこともないまま
今 終わりを迎えた
ほら 君はもういない
背中すら見えないよ
ただ僕は雨に濡れながら 立ち尽くす夜さ
小さな灯りに照らされて。

2010/06/06 (Sun)

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