終わりの時が来たようだね何をしても免れない現実が僕に覆い被さるむだにあざやかな記憶だけ残したままで君の「さよなら」の言葉がいつまでも胸の中ひびいてる君のさよならは涙混じりのさよならだったから 物語のラストに降る雨ずぶ濡れの僕つぼみのようにかたく閉じたまぶた僕は今君にふられた つぼみのままの恋が咲くこともないまま今 終わりを迎えたほら 君はもういない背中すら見えないよただ僕は雨に濡れながら 立ち尽くす夜さ小さな灯りに照らされて。
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