詩人:どるとる | [投票][編集] |
倒れても 転んでも
何度でも その反動で立ち上がる僕はだるま
真っ赤な顔して
おひげを携えた
強面の心は
優しさに満ちあふれてる
夢のような そうでもないような
不思議な夢をまた見た
これは現実なのか
蚊をはたき落として
リンリンと鳴く鈴虫の鳴き声と風鈴の音に情緒感じる夏
7月は美しいものばかり
花火も見に行きたいし
お祭りにも行きたいし
やりたいこと
行きたいとこ
目白押しさ
目をつむると まぶたの裏に青い海と黄色い砂浜が浮かぶ
遠い昔の夏が広がるよ
押し寄せる波が夏を届ける
7月の日記
記したのは
楽しい記憶だけ
花火の燃えカスを水にためたバケツに入れるように 残るのは焦げたような火薬の匂いだけだよ
陽炎が近づいては
遠ざかって揺れる
鼠花火が回る
打ち上げ花火が
天高く舞い上がる
そして夜空に
はじけ散る 大輪の花
ラムネ 片手に
夏を飲み込む7月の夜
日記に書くなら
当然 そんな夏がいい
暑さに参る日々に
やってくる夏休みに
僕は 恋しさを抱く。