詩人:どるとる | [投票][編集] |
所詮僕らは到底
ただの人間だから…
そういう君の言葉に僕は悲しくなった
何も言い返せないから
人間のできることは
鳥のように空を飛ぶことでもなく
獣のように果てしない緑の中を獲物探して 駆け巡ることでもなくただそこで生きることだけ
人間だからできる事
人間だからできない事
たとえば僕は君に何ができるだろう?
多くを求めずに
少ない荷物でも
旅は問題なく続いてゆくのさ
君というただひとりの人がそこにいてくれるだけで僕は何も要らないよ
君こそが僕の在る意味
君こそが僕の在る理由
君こそが僕の在る証し
だから 人間と呼べる僕と君が今日も大いなる理由と意味と証しをもって生きているのさ
それはそれは立ち尽くしてるだけで素晴らしい事
人間よなぜに立つ?
その答は心の中にこそあるのさ。