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どるとるの部屋


[1706] 眠れぬ夜に
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しいことがあった日は眠れるわけもないでしょう
誰かの言葉なんて聞く余裕もないでしょう
きれい事ばかりにあふれたこの世界では少しでも曲がった心はいやに目立つでしょう
そのくせ巧妙な嘘でごまかされることもあるでしょう

何したって
どうしだって
眠れないなら
朝が来るまで
起きていればいいよ

グッドナイト
君は夢の中
寝顔がかわいくて
思わずその唇にキスしたくなる
グッドナイト
ぼく置き去りのまま
いくら飲んでも眠れないコーヒーを飲みつづけてる

月が輝く
零時過ぎの真夜中
迷子のお知らせ
夢の中から
呼び出しがかかる

あなたは眠らないんですか?皆さんは眠ってるというのに…

そんな声がどこからか開けた窓から風にのってはこばれてきたような気がしたなら そのうち夢の中

けっして楽しい夢ばかりじゃないけど
明日も生きるよ
いつものぼくで
そしてほほえむよ
いつものように
君に

幾多の眠れぬ夜に
今、星が流れる
不安が眠りを妨げる

幸せの行方も知らないまま宛もなくさまよう
うつつの世界。

2010/08/07 (Sat)

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