詩人:どるとる | [投票][編集] |
同じ時刻でも
それぞれが違う立場にあり違う場所に居て
違う生活の中で頑張ってる
誰かは楽しそうに笑ってても
とある場所では泣いてたりする人も居る
でもそんな人の気持ちなど楽しそうに笑ってる奴には関係ないから気にしないで馬鹿笑いできる
なんて幸せなんでしょう 誰かはどこかで泣いてる
例えば夕暮れなら何をしてるかな
ある人は
空を見て
あくびをしてる
ある人は
音楽を聴いて
ある人は
死にそうな
思いで朝から勉強
ある人は
恋人に別れ話をしてる
またある人は
新しい出会いに浮かれてる
そんなふうに人は
みんながみんな
それぞれに自分の生活の中で自分しかわからない喜びや悲しみを見つめてる
出逢い 別れ
そして
悲しみ 喜び
その場所その場所で生まれる様々な血なまぐさいリアルなドラマ
一切の甘えを許さない現実という化け物の腹の中
消化されるまでの時間を過ごしてく
今日、誰か消化されたのかなぁ
あり得ますね
そんなわけで僕らは暮らす
笑い 泣き
ある時は誰かを死ぬほど憎む
それもその人の確かな生活の一部
または全体像
まったく他人ごと
だけれど考えてみれば
ほら
大変だね みんな
だからって何をする気もない
そんな自分が嫌だけど叱ることもなく
ただタバコをふかす
同時刻の僕ら
もうすぐ多分
ほとんどの人は眠るのだろう
明日仕事や学校だろうから
それだけはいくらなんでもわかるから
とりあえず
健闘を祈るよ
窓からのぞく月を眺めて吸い終わったタバコを灰皿にもみ消して散らかった部屋の端っこにあるベッドにダイブ
そのまま夢の中へ
歯、磨いてないや…
まあ いいか…
そんな適当な暮らしをしてる僕です
そんな僕とは対照的な誰かには申し訳ないですが眠いので話の続きはまた後日
なんて笑う
でも同時刻の外側ではきっと…