詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛する人もいない
愛したこともない
僕にはクリスマスは意味は無いね
恋人たちで賑わう
大通りを歩いてみても僕は風と一緒さ
居るようで居ないんだ
街の店先に飾られたイルミネーションは綺麗だけど僕には切なさを煽るだけ
キリストの誕生日に
何を祝い何を楽しむんだろう
僕はたったひとり
部屋の中でいつもと同じように帰ってきたらメシを食ってあとは寝るだけさ
祝うことなんか何もありゃしない
楽しむことなんて何ひとつ無いよ
ひとりぼっちのクリスマスは騒がしい街がとても耳障りで
気がどうにかなりそうだね
ひねくれ者のクリスマスは寄り添う人がもしいるのならば
もう少し楽しくもなるのにね
手のつけられない
恋という扉を
開けることさえ
できず
近づくことさえ
ままならないから
冬は切なさがより一層増すんだ
寒さがストレートに心を揺さぶるんだ
大嫌いなクリスマスが大好きになることを本当は願ってるのに
素直になれずに
僕は今年も
ひとりぼっちで
過ごすのかな
窓の外に舞う雪と
にじんでゆく景色
涙のクリスマス
ひとりぼっちのクリスマス。