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どるとるの部屋


[2192] 光と影
詩人:どるとる [投票][編集]


どこまでも続く道の上
偶然にも咲いた花のような人

こんなつもりじゃなかったと
言い続けること
何年過ぎたろう

光と向き合えず
影となれ合えず
今も中途半端な
世界で悪にもなれず
善にもなれず
陰と陽の境で生きてる

いつまでも笑えない僕だ
家族からも見放され行き場もない

こんなはずじゃなかったんだ
そう言い続けて
幾度逃げてきただろ

人と向き合えず
自分と向き合えず
今も中途半端に
ここで僕は悪くない悪くないんだと
夢とうつつの境目さまよってる

言い訳ばかり繰り返して
本当は自分の悪いとこわかってるくせに
今日も逃げ道を走る僕なんだよ

夕陽が真っ赤に燃えている

光と向き合えず
影となれ合えず
今日もちっちゃなプライド 抱きしめて
光と影のどちらでもない中途半端な僕は言いたい放題叫んでんだ

こんなつもりじゃなかったよ
そう言い続けても
仕方ないのはわかってる

だからこそ
終わりなんだよ
逃げ続けるのは
引き返そう
今ならまだ間に合う

光と向き合って
影と向き合って
今は中途半端さ
だけどね夢もあるしやりたいこともある
だから生きてるんだ

光は僕を見放さない
影も僕を見放さない
だから今日も泣いて笑って 散々勝って言って明日には全部都合よく忘れてる

大丈夫
このまま行けそうだ

光よ 影よ
僕は生きることも
死ぬこともできない
ただ、ここにいて
僕という存在を
続けるよ

僕という存在を
守るんだよ

光と影の合間を縫うように
いびつだけど
人生ってやつに
希望ってもんを
抱いてみる
未来ってやつに
期待ってもんを
預けてみる

僕ってやつに
自信ってもんを
植え付けてみる

そして
世界ってやつに
夢ってもんを
見ている

憧れという名の洒落た
ただひとつの僕が生きるための糧。

2010/12/11 (Sat)

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