詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
今はもう小指さえも
届かないくらい遠い場所へ消えた面影
僕がこの世界で多分誰よりも愛していた人はもう会えない
遅れた分の時間ならば遅れた分だけ急げば間に合うけれど
なくした愛はどんなに急いでも走っても戻らない
ロスした分の寂しさだけが 名前のない駅へと思いを連れ去る
僕はありもしない奇跡を待ちながら
夜空に流れた星に祈るんだ
君にもう一度会いたいのさ
ただそれだけの気持ちなのに
もう二度と叶わない願いさ
ロスした分だけ心は届かない時間を追いかけようとしている
ロスタイムラン
それは幻を
追いかける旅。