詩人:どるとる | [投票][編集] |
笑えるかい?
悲しくても
いきなり無理な注文さ
笑えたかい?
まだだよ
演技で泣くのは難しいけど笑うのも難しい
愛想笑いという名前のふざけたスマイルを浮かべてる僕はまるでおかしなピエロ
この世界はまるで
サーカス小屋のように僕らを縛り付けるよ
どこかおかしなルールで
正しさをいつまでも謳いながらも
どこかおかしな
世界さ
人の中にある闇が
そうさせてるのかな
だとしたら
僕に笑顔を無理やり
強要する見えない
聴こえない人の声は
幻だけど
決まりじゃないのに
泣きたいとき
泣けなくて
笑いたいとき
笑えなくて
素直な気持ち
隠してしまって
素直に正直に
笑えない
泣けない
ピエロそのままさ
お客さんのような
社会のお偉いさんに
拍手と賛同を得るため今日も僕は僕を押し殺して
「僕よりも誰か」
「自分より他人」
そんなルールの中をいやいや笑いながら歩いてる
でもね わかってほしいな そろそろ
顔では笑っていても
心では泣いていることを
あたりまえな話さ
人のために
自分が泣いて
それなのに
表情ねじ曲げて
笑ってるなんて
悲しすぎるじゃないか
ピエロのなみだは今日もピエロ自身が笑顔でもみ消してる
でもねわかってほしいのは だからさ
お客さんのような
社会のお偉いさんに
拍手と賛同を得るため今日も僕は僕を押し殺して
「僕よりも誰か」
「自分より他人」
そんなルールの中をいやいや笑いながら歩いてる
顔では喜んでても
心では悲しんでるんだ
ピエロは泣かない
だけれど残念なことに僕は人間だ
だから泣かせてよ…
あなた達も人なら…。