詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰に嫌われたっていいさ
誰に避けられたっていいさ
痛くも痒くもないんだよ
自分が思ってるよりも僕はどうやら
寂しがりなようで
強がりなようで
自分が思ってたよりも僕はどうやら
そう見えるようで
そう感じるようで
僕が思っていた
自分ってものは
実像の影に隠れた
虚像だったんだね
きっと
人は人が思うより
誰かに愛されたくて
誰かを愛したくて
そしてきっと
人は人が思うより
誰かを守りたくて
誰かを抱きしめたくて
強がるのも
意地を張るのも
全ては誰かに愛されたいためのつまらない演技
本当は思うほど
僕は悪くなんかなく
僕は醜くなんかなく
きっときっと
本当は思うほど
僕は笑えてなくて
僕は嬉しくなくて
悲しくないわけが
ないんだよ
泣きたくないわけが
ないんだよ
人だったから
僕は人だから
悲しさを
隠せるけど
隠しきれないのも
また人だから
涙は自ずと流れるのさ
孤独を抱えた
少年の心に
宿る大きな闇が
ブラックホールのように出口のない世界を虐げた
光は闇に喰われ
一日中心は
夜のような気持ち
もはや人の痛みさえ
わからなくなったよ
もはや人の心さえ
なくしかけているよ
孤独の宇宙はひろがる
星さえ輝かない
真っ暗な空
喜びさえ入れない
空虚な日々
終わりを
待っている
思うより
悲しくて
思うより
繕えない
涙が僕の最後の光
孤独に押し込まれた僕の決死のSOSはまばゆい世界に届くかな?