詩人:どるとる | [投票][編集] |
それはそれはそれは青い空だった
それはそれはそれは静かな夜だった
この手を伸ばせば
すぐにでもつかめる夢などあるわけもないのに僕は何しているのだろう
立ち止まったままの僕の影がやがて腰を上げて動き出すまで
くだらないままごとはつづくよ
この場所で
気を抜きすぎて
手を抜きすぎて
こんな未来です
だけれどどこか
優しい気持ちになれる時間
雨降るように
涙滴るように
僕の心を優しい
青で染める景色よ
名前のないその景色は僕に届けられた
十二月の群青だより
宛名もなく
差出人もなく
それは昨日の僕から明日の僕への秘密の手紙
きっと素敵な気持ちにひたれるはずさ。