ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 同時刻の外側

どるとるの部屋


[2247] 同時刻の外側
詩人:どるとる [投票][編集]


夜の向こう側で
誰かがもし
泣いていても
僕にはどうすることもできない

他愛ない夜の話と
僕には忘れ去られてしまうような夜も
誰かには忘れられない夜だから
小馬鹿にはできないだろう

よくある映画のワンシーンみたいに
それは始まり終わる

僕にはくだらないことだって誰かには
悲しいことだ
誰かには
嬉しいことだ

同じ夜なのに
違う夜を
みんな見つめてる

同時刻の外側で

誰かが生まれ
誰かが死んで

何かが終わり
何かが始まる

同じ夜の出来事。

2010/12/21 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -