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どるとるの部屋


[2251] 僕らの明日
詩人:どるとる [投票][編集]


不安半分期待半分で開けた扉

やっぱり愛想笑いは難しいな
数年経った今でもお世辞ひとつ言うのに手間取る

ひとりでいるぶんには平静装えるのに
それがひとたび
人の群の中に混じると声すらうまく出ないよ

だんだん歳を重ねるたび
だんだん寂しさは増して
だんだん時を経るたびに
だんだん切なさは増して

日当たりのいい部屋に訪れるつかの間の翳りのように
太陽光を遮るように
雨は安易に降り出す
不安は期待を踏み越えて僕らの明日を曇らせる

さあ 生きてる意味がまた曖昧になったぞ

いかがいたしましょう、神様?

返事は返らない
返事は返らない。

2010/12/22 (Wed)

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