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どるとるの部屋


[2264] 冬の旅人
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


ふと、足を止めて
立ち止まる景色の中
冬の凍りつくような
寒さに咬まれて
僕は襟を立てる

凛として
風に立ち
生活という手動式の自転車からおりて

僕は旅に出る

名前のない
きらめく明日を探しに

僕は冬の旅人

風の子のように
北風に吹かれても
突き進むのだ。

2010/12/26 (Sun)

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