詩人:どるとる | [投票][編集] |
生まれたときから
僕は怠け者ではなかったけど
なぜかいつの間にか
怠け者になっていた
鋭い爪を隠し持った
怠け者は無口だから
他人には変人のように見られてる
ミスターナマケモノ
飛び上がるほど嬉しい日は神様が僕にくれた素晴らしいプレゼント
孤独な旅はつづく
空が真っ赤に
錆びつく夕暮れも
優しい風が包む
ビードロの夜も
僕は変わらない気持ちで生きてるよ
ミスターナマケモノ
隠し持った爪は誰かを守るための守り刀
だから僕は優しい怠け者になりたいのだ
だから僕は人の痛みのわかるやつになりたいのだ
なんとなく空を見上げ
その美しさに
その眩しさに
心奪われて
立ち尽くす
僕は立ち尽くす。