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どるとるの部屋


[232] 涙ひとつぶ
詩人:どるとる [投票][編集]


涙ひとつぶほほをすーっとこぼれたら
すぐそばにある優しさに甘えに行こう
心に今にも消えそうな炎 揺らめいて
しだいに小さくなっていく
その炎が消えないように守れるのはキミだけでそんなキミを守れるのは僕だけだ

熱いくらいの熱をもった涙の粒をこぼさないようにすくってください
ちょっとの変化にも気がついて
涙こぼれるまえに
笑えるように
ねえ悲しみを
忘れさせてください

冷たいだけの涙
こぼれるならば
あたたかい涙
流せるように
キミの力で
キミのその愛で
僕を闇から
救い出してね

この世界にただひとつの僕を救えるまたとない優しさが心に満ちてゆくすべての闇を白に塗りつぶして

身勝手なほどに僕はキミが好きだよ
もう誰彼かまうことなくキミを愛し続けることだけ精一杯に

この涙はきっと永遠に僕の人生を濡らし続けるだろう
笑ってる今も笑えてた昨日も笑うだろう明日もきっと涙は見えないだけで僕のそばにある
僕を悲しみで濡らすため
そして喜びで濡らすため
敵でも味方でもなく涙は僕のそばでこぼれる

その音がきこえるようだ

そして僕は涙流れる音が聞こえるまえに
僕はキミのそばにいれるようにいつも勉強だね

そして暮れていく
今日もなんやかんやでキミのことばかり
ただ夢見るみたいに考えていただけで今に至るのさ

でもそれはそれで幸せな1日だったよ
ほらまた今日もキミを考えてる
涙ひとつぶ 抱きしめて
僕は明日も 涙に泣かされそしてたまには笑わされ 生きていくよ

明日のページひらいて僕は何をしようか何ができるか考える
今日は今日で涙ひとつぶ味方につけて明日は明日で涙ひとつぶ敵にして
僕と涙とキミの三角カンケーは終わらない

悲しくて
そのたび
死にたくて
それでも
嬉しくて
だからね
死ねなくて
気づくと今日も夕暮れ
夢の中。

2009/10/05 (Mon)

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