詩人:どるとる | [投票][編集] |
絶え間なく川は流れ
空は色を変え
だんだん暗くなる
だんだんさびしくなる
昼間の道は人であふれるのに
夜にはみんな家に帰るお腹が空くから
カラスの一声で
人は切なくなる
家に帰りたくなる
夕日が沈むから
僕も家に帰りましょう
もう遊ぶのは終わりさ
誰もいなくなった公園には街灯が照らすすべりだいと 小さなブランコの影があるだけさ
子供たちはもう
いない
街は死んだように
静かだね
誰にいうわけでもないがさよならを言うよ
僕は窓辺の壁に寄りかかり
夕日の脳天が空に沈むのを見送る
言葉は何もいらないよ
黙って手を振ろう
さよなら 夕日。