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どるとるの部屋


[2348] 風に吹かれて
詩人:どるとる [投票][編集]


モザイクの砂嵐
ジャリジャリした
感覚 抱いて
歩き続ける日々

大人っていうには
幼すぎる思考は
簡単な計算でさえ
ウケツケナイようさ

頭の中にあるのは
下半身だけ
アダルトな
際どいイメージさ
もはや
そんな腐った
思考に埋め尽くされてる僕の世界

飛べない羽根なんて
むしって 歩き出すんだ その二本の足で
言い訳並べる暇があるならば 兎に角
片っ端から 行き当たりばったりで 挑んでいくんだ
風に吹かれて
黄昏たりなんかして

砂の混じったモザイクの砂嵐
降り止まない豪雨

旅人は地図も持たずに行く先も知らない
旅を続ける

さなぎから蝶々になるように
今が脱皮の時なんじゃないかい?
それを思えば
向かい風さえ
追い風に見えてくる…

笑えない冗談なんて無視して 先を急ぐんだ 友と別れて
御託を並べる暇があるならば 今すぐ
片っ端から 脈がありそうな未来の扉たたくんだ
風に吹かれて
欠伸なんかしたりして

風に吹かれて
黄昏たりなんかしたりして

オレンジ色の空に
今日も大きく
手を振るんだぜ

終わらない年寄りの世間話のような
だらだらとした生活の中にも確かにある
幸せってもんを今
握りしめて

リアルと向き合う
勇ましい僕の中にあるんだ

まだ咲きそうにない
小さなつぼみ

やがて、咲かせてみせるよ

何度だって何度だって
当たって砕けて
それでも立ち上がって
風に吹かれて
強がったりなんかしたりして

だれにも見せない
涙は路地裏にシミを残して

馳せ参じます
長い夢から覚めて
今日も開く
カーテン

太陽の陽射しが一段とまぶしいな。

2011/01/14 (Fri)

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