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どるとるの部屋


[2414] 空想ロケット
詩人:どるとる [投票][編集]


銀色のからだを
燃やして
夢を薪にして

僕は空の彼方へ
思いを飛ばす

空想という名前のロケット

夜の闇の中で
炎が 立ち上り
やがて宇宙の彼方へ消えていく

僕には待つことしかできないように

夢の中
輝くだろうその時を
待っているのさ

形のない喜び
形のない幸せ
併せ持った瞬間を

固唾をのんで
待ちわびる

千もの夜明けと
千もの星空を

手のひらに広げて

繰り返し繰り返す
日々を乗り継いで
降りた先が夢ならば。

2011/01/29 (Sat)

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