詩人:どるとる | [投票][編集] |
涙を見せなさい
そしてその笑顔をしまいなさい
どうして悲しいはずなのにあなたは笑っているの?
愛想笑いをしまいなさい
涙を降らせなさい
道化師になった覚えがないなら
へたくそな笑顔はしまいなさい
そして涙流しなさい
僕が見たいのはいつだって 太陽みたいな君の本当の笑顔だから
偽物の笑顔はしまいなさい
そしてせめて僕の前では本当の君でいなさい
悲しいなら 悲しいなりに 泣ける そんな
嬉しいときは 嬉しいなりに 笑える そんな世の中なら
嘘なんかつかなくても素直にもなれるのに
自分に嘘ついてまで笑いたくなんてないよ
だから 逃げ出した
今まで ずっと 逃げてきた
愛されることもなく
愛すこともないままで
本当のスマイルに出会えないまま
大人になったんだ
優しい月明かりに照らされて 夜の片隅たたずめば 何かわかるのかい?
神様が僕を描いた意図がいまだにわからないよ
多分ずっとわからないよ
世界中のスマイルを
僕は信じられない
テレビを観ても
周りを見渡してみても
すべてが嘘の笑顔に見えてしまう
聞こえてくるもの
見えてしまうもの
僕には何もわからない
君に何がわかるんだろう?
僕にも何もわからない
君の何がわかるというの?
だから二人は背を向けて
過剰すぎた僕らの愛に終わりが来たとき
君は最後に見せたのです
本当のスマイル
やっと 見れたよ
本当のスマイル。