仕事からの帰り道ため息ひとつ思えばこの頃いいことなんか何もないんだよ 心から笑えずにいます生きるということはただそこにいることで果たされるなら働くことも歩くことも無意味だね 生きることの喜びもわからないね泣いて笑って そのうち 誰からの記憶からも消え去ってゆくのが僕らの運命花のように 散りゆく葉っぱのように僕はいつでも僕だ明日も僕が僕であるためにたったひとつの今日を生きるのだ何度でも何度でもひとりぽっちのさみしい帰り路を歩く。
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