ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 生きていこうときめたのだ

どるとるの部屋


[2492] 生きていこうときめたのだ
詩人:どるとる [投票][編集]


『なにくそ』
次こそ実るさ
あきらめるなら
あきらめること
きっぱりあきらめられたら 次の扉を叩こう

何をなくしても
何がだめでも
生きていこうときめたからには 歩き続けてゆくさ

勇気なんてまるでないし
自信なんか消えちまいそうさ
それでも僕は無駄に高いプライドですんでのところで
持ちこたえて生きていこうときめたのだ

風に吹かれ 泣き声言って 時には 死にたくもなるけど
そんなときこそ僕は笑っていた
そんなときだからこそ自分を励ましてた

泣いたってしかたない
わかってるからこそ
泣きたい夜もある
でも泣くだけ泣いたら 夜を飛び越えて
昨日より 輝けるように
僕はより笑って
より勤しんで
生きていこうときめたのだ

さあ 明日の地に
降り立とう
慰めの唄
ポケットに
大事にしまって
雨の降る街を
歩いてゆくよ

この街に咲く
桜が見頃をむかえるころにはきっともう少し 笑える余裕も出るね

生きていこうときめたなら もう迷いはふっきれた

さあ さあ
さあ

歩いてゆこう
地図にも載ってない
未来という未開の地へ。

2011/02/20 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -