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どるとるの部屋


[2525] 感情の花
詩人:どるとる [投票][編集]


僕の心にいつのまにか咲いた
この綺麗な花は
恋という名前の花です

僕の心に知らないあいだに咲いてた
この名前もわからない見たこともない花は
幸せという名前の花です

悲しみを感じた時
喜びを感じた時
花が咲く 花が咲く
名前もない花が咲く

感情が 奮えるように花が咲くように
何かが僕の中で生まれる気がするんだ

それは 感情という誰もが持ついわば種のようなものです

それが芽を出したとき 僕は恋をおぼえ
そして時に悲しみ
時に喜び感じる
そしてその花の香りが僕を包んだとき
僕はその感情に応じた表情を見せるんだ

今日も人通りも多いこの街の中で
様々な感情に奮えてる

あなたの心に今
咲いた花はなんていう花ですか?

どれも同じような
花だけど
香りが違うから
感じ方も違うのさ

あなたの心の中に咲いてる悲しみや喜びは
僕の心の中に咲いてる悲しみや喜びとは違うんだな

そしてまた花は咲くのです たくさんの香りとともに

感情の花の開花を待ちわびて 僕は歩き出す

今日はどんな花が咲くのだろう
泣くのだろうか
笑うのだろうか

わからないけど
僕は今を生きる
一輪の花

時にけなげに
時に図太く大地に根を張り
太陽に向かい咲く花

向かい風にも負けない強さが僕をこの場所に咲かせてる

雨の日も晴れた日も
感情からは逃れられないよ

僕は生きているから
枯れるまで
萎れるまで
咲き続ける感情の花。

2011/02/27 (Sun)

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