詩人:どるとる | [投票][編集] |
予定通りに1日が何事もなく 平穏に終わろうとしています
一日中 部屋の中で過ごしていたけど
これという退屈は感じませんでした
鮮やかなだいだい色に染まった空があまりにきれいで 泣きたくなったよ
こんなふうに 終わってゆくんだね
明日も明後日も
なんともいえない
切なさだけを胸の奥に残したまま
そして全てが終わるまで 僕は繰り返す
脈打つこの胸の命の音色が鳴り止むまで
悲しいことに泣いて
ばかばかしいことに笑っているだけで
やがて 全てはあっという間に終わるんだね
ほらね 夜が訪れる
月が顔を出す
特別なことは何も望まないからどうか明日もいい日であるように僕は祈る
何事もなく 泣いて笑って いつの間にか日が暮れるような
同じことの繰り返しでいいから
ただ僕は平穏を願うよ
僕の瞳にうつる星が弧を描き流れた
そんな小さな感動があれば僕はいいや
そして全てが夢だと気づくまで 僕は何も気づかないふりで
この夢を見続ける
そして全てが終わるまで 誰もが繰り返す
長い長い夢の終わりに 何が待つかを知っていても 泣かないでいられる強さを誇りにして 今日も太陽みたいに笑っている僕がいます
長い夢の終わりに待つものは 光り輝く
世界であれ
僕は何も望まないさ
僕は何も要らないさ
少し笑えることがあればそれでいいんだ
夢よ 長い夢よ
このまま 僕を泳がせて
何も知らないふりで笑わせていてね
この人生全てに 終わりがあること
考えただけで 悲しくなるから
終着駅などないと想わさせて。