詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
涙が止まらない夜
わけもなく悲しい夜
人にはそんな夜があるのさ
意味なんかないよ
理由なんかないよ
生きること
死ぬこと
なんだか時々
悲しくなってくる
枕を抱きしめて
あふれ出る涙を
ひとつひとつ
受け止めた
生きているからこそ
悲しいと思える幸せ
生きてなければ
感じれないこの痛み
涙のような雨が降る
今夜は星さえでている晴れた夜なのに
心はどしゃ降り
大きな月が 窓の外に見えたら 涙も降り止んで
小さな声で唄うのさ
慰めの唄を
希望にも似た光
僕にも見えるかな
いつの日か
生きる意味
わかるかな
今はまだ わからないけど いつかわかる気がするから
明日もまた真っ白な地図を片手に生きてゆく
何度でも
何度でも
涙の夜を乗り越えて
何度でも
何度でも
涙のような雨に濡れ
生きることに疑問を抱き
矛盾だらけの毎日を送る
うれしいような悲しいような
短いような長いような
生きてるような死んでるような
そんな人生です
今日も涙をふりきる傘もなく まともに濡れて 悲しいよ
いくら考えても理由なんかないけど
生きることが時々
どうしようもなく
悲しいことに思えるんです
生きてる今を時々
どうしようもなく
疑ってしまう僕がいるんです
誰にでも多分
そんな時があるんです
今日も空は晴れてるけれど
天気予報には出てなかったけど
僕にはわかるんだ
理不尽な悲しみが胸をさらうとき涙のような雨が降り出す。