ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > ナマケモノも働く時代だから

どるとるの部屋


[2574] ナマケモノも働く時代だから
詩人:どるとる [投票][編集]


このまま どこまでも歩いてゆこう 自由気ままに

鋭い爪を隠したままで 笑うナマケモノ
愛らしさの罠

頼りないこの猫背にたくさんの希望を背負って 僕は歩く
てくてく てくてく
どこまでも

迷子になりそうなくらい広すぎる地下鉄乗り継いでたどり着く都会のビル街で 働く人
農家で年がら年中
野菜つくる人
その働きの違いに嘘はない
でも流す汗はきらめいている
どれだけ金を稼いだかじゃなく人の幸せはどれだけの幸せを得たかだ

ナマケモノはこの都会のジャングルを歩き続ける
ナマケモノも働くしかない時代だから
あくびなんかしている暇なんかないのさ
歩いてゆこう
上司のハリ手を避けられたら 素晴らしい

どれだけのナマケモノも働くしかない時代だから
僕も働くのさ
イヤだけど働くのさ

都会でも田舎でも
働く人は偉いよ
地位や立場のしきりを外して
みんなで汗をかこうじゃないか

ナマケモノも働く時代に生まれた僕らは結構幸せなのさ

愛らしさ全開で笑うナマケモノは僕だ

ほら、たまには働くのもいいだろう?

ナマケモノたちよ

ナマケモノたちよ

どうだい?ご一緒に

通勤電車 通勤ルート僕らナマケモノでいっぱいにしませんか?

ナマケモノが働く時代が来たんだよ。

2011/03/12 (Sat)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -