詩人:どるとる | [投票][編集] |
何か悲しいことでもあるのかい?
なんなら僕が聞いてあげるよ
バカな大人たちのかわりに聞いてあげるよ
胸にグサリと突き刺さる言葉が僕を包んだとき知った
素直な子供たちのほうが良いことと悪いことわかってる
テレビなんか 観ないさ
ラジオなんか聴かないさ
大切なことはあたりまえな日常の中に全てあるから
人が人をただ思いやるだけのことさえ
できない人がいる世の中で 何を信じなさいと我々大人は生まれてくる子供たちにいえばいい?
人と人と間に立ってえらそうに世の中の批判してる場合じゃない ワイドショーなんて一番くだらない
人が人としてのあたりまえな形を忘れてしまえば人はどれだけ人を傷つけてもその悲しみにすら気づけないんだよ?
それが一番悲しいね
だから胸くそわるいニュースは尽きない
自分はわるくない
自分のことじゃないから見て見ぬふりさ
もう そんな言い訳や戯れ言 通用しないんじゃないのかい?
それで大人と自分をいえるのかい?
ふざけんなよ!
今夜も涙の雨が降る
アスファルトの街
ジャンクフードの香りがただようTOKYO一望
この街には 本当の愛や優しさが 足りない気がするよ
本当の声を 心の叫びを 僕は聞き逃さないように耳をすます渋谷の夜
ネオンがまぶしすぎて
立ちくらみしそうだけど
なんとか心の平行感覚は保てるよ
変わり果てたTOKYO
何か履き違えてるようなそんな街の景観に僕は言葉を詰まらせる
何か悲しいことがあってもおじさんは関係ないよ
いちいち人のことまで気にしてなんかいられないよ
あなたの味方は
学校にも仕事場もいない
腐った奴らが笑うだけ
いい加減な奴らが蔓延るだけ
この街はもの悲しさで あふれてる
若者のつけた汚れ
年配者がつけたレッテル
せめぎ合う両者の言い分が 油と水の戦争の果てに生んだようなこの街の色はどぎつい極彩色と地味な茶褐色。