詩人:どるとる | [投票][編集] |
法律があっても無くても人は人を殺められるなら
人間は生まれたときから裁かれてもおかしくない悪魔の子種を持っている
裁きの時はいまだ訪れず人は人を殺め続ける
人は裁かれることもおそれずに麻薬だ、汚職だ、偽装だとあちこちで無秩序を生む。人間は無秩序の生産機だ。
悪魔が悪魔を産み落とす連鎖さえ天使が天使を産み落とす結果にもなる
全く難しい
裁きの時は来ない
この世界にもまだ
暗闇の中に咲く
白い花が咲いてるから
悪魔が産み落とした
天使が微笑むから
だから僕らは見放されない
人は人を殺められる
しかしながら
その一方で
人は人を愛し、
守り抜けるから
神は裁きの時を遅らせた
いまだその時は来ない
人は何も知らず
人を殺し
嘲るように笑う
しかしその一方
人は常識を重んじ
節理ある行動を大事にしている
神は悩む
いまだ裁きの時は決まらない
人が完全に悪魔なら
裁くのは簡単なのに
人はあまりに矛盾している
だからこそ素晴らしい。