詩人:どるとる | [投票][編集] |
頭の上にはメラメラ燃え盛る太陽 せわしなく歩く僕らを青空の果てにどしんとその巨体を浮かべててらてら照らすエブリデイ
あっという間に日は暮れまして 太陽もさすがにお疲れのご様子で昼間ほどは元気がないよ
だいだい色に染まった夕暮れは切なくなるほど短くて
気を抜くといつ沈んだのかわからないうちに夜が窓の外を暗闇で覆うよ
今日も誰かの帰り道を照らす月明かりは優しく
独り言こぼしながら
スキップなんかしてしまう僕はきっといいことあったんだな
このシンプルイズザベストの顔にはとびきりの笑顔たたえて
うさぎのように夜道を跳ね回る
あげくのはてには
おーい月よ
世間話でもどうですか?なんてことを言い出すから おもしろい
誰かの優しい音色の口笛が途中立ち寄った公園でブランコに座ってる僕の耳に運ばれてなんだか僕まで優しい気持ちになっていた
真夜中の誰もいない公園にも届くんだ
優しい月明かり
ふんわりと万人を包み込むような
優しい優しい
月明かり
僕はただ、見上げるばかりだったよ
今日もちょっとあの角度からブランコに座って月を見上げたいなあ
夜桜舞う 宵の口
熱燗ひとつ
朝帰りのもと
自由気ままな男ひとりの暮らし
幸せなど見つけるのはたやすいものさ
悩むことなど何ひとつないよ
悲しくなったら
公園に行こう
真夜中、月を眺めに
今日も僕はブランコの上 真夜中月見上げてる
途方もないけど
名前すらない
とある悲しみに
涙を流しながら
真夜中の公園で。