詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
魂込めない言葉など
誰も救えない
助けられない
なんの役にも立たない
それでも言葉は不思議なもので
気持ちを伝えあう手段だけじゃなくて
その言葉以上の何かがあるんだ
僕らは何気なく
誰かに伝える時
言葉に魂を込めている
時にそれはあたたかい愛だったりはげしい憎しみだったりするんだ
今日も全ての人が言葉の雨にうたれて生きている
あなただけの1日の中で あなたは誰にどんな言葉を捧げるの?
愛を
憎しみを
どんな場面で
どんな場所で
伝えるの?
その言葉以上の気持ちが受け取ったその人の胸に風穴をあけるときもあるから気をつけてね
言葉はいつも両刃の剣
使い方を間違えたら人の心をズタズタにしてしまうんだ
だから僕はめったな言葉を
むやみに使わない
言葉などつかわなくても伝えあえことはできるから
目と目をあわせれば分かり合える
きっと
言葉は込めた気持ち以上の何かを持って
あなたに伝わる
言葉はあなたを時に思いがけず傷つけてしまう
時にはナイフのように
時にはシルクのように
誰かを傷つけて
誰かを守って
でも、言葉はなくてはならないものさ
言葉がなくなったら僕らは 迷子になってしまうよ
今日も誰かを傷つけてしまうかもしれないけど 言葉で 言葉で 会話するのさ
あなたに あなたに
やさしく届きますように
愛も憎しみも ストレートに伝わる 言葉は悪魔のような僕らをためしている
今日も誰かを 傷つけてしまう
だけどその中で誰かを救い出せる
そんな言葉の魔力は時に力以上に人を助けられる
あなたを あなたを
言葉で救えたら
きっと 僕の言葉も捨てたもんじゃない
自信が持てるよ
笑顔になれるよ
言葉は情報伝達の手段じゃないのさ
気持ちを伝えあう
手段なのさ
間違わないでね
ねえ あなたには僕の言葉はどう伝わってるかな?