手と手を取り合える人が誰にも必要なんだ人は独りきりじゃ生けてゆけないんだ強がっても切なさはぬぐえないんだよ僕は独りきりじゃ悲しい誰も独りきりは悲しいそれでも孤独から抜け出せない日々もうすぐ訪れる春読み途中の本のあいだにしおりをはさむように僕はさみしさから逃れるように目を伏せたのさ。
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