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どるとるの部屋


[2813] 上手な世の中のつきあい方
詩人:どるとる [投票][編集]


理不尽な事ばかりだ
矛盾だらけの世の中だ
報われない事ばかりだ
立場なんてあってないようなものだ
いらだちばかりがたまる
言いたいことはたくさんあっても言えないから 困ってんだ
牙を剥いてみりゃ
今時の若者はとか言うに決まってんだ
僕らの意思はことごとく潰されて やがて汚いやり方でのし上がったような腐った大人たちが世界を醜く 作り替える

僕らは俗にいう
一般ピープル
住民票にも名前が記載させてるよ
親の名字を名乗り
つけられた名前で生きて それではじめて僕という人間になったのに なんだかそれを否定されているような憤りをおぼえる
世の中は閉鎖的
たちのわるい聞く耳を持たない酔っ払いと同じだ

叫びたい思いがある
届けたい思いがある
歌いたい思いがある
伝えたい思いがある
聞いてほしいだけさ
解ってほしいだけさ
認めてほしいだけさ
責めないでほしいだけさ

僕と世の中の間にできてしまった亀裂ともいうべきズレを少しでも元に戻せるならば僕もそれを願ってる
頑なに僕ら若者を非難するんじゃなくて
僕らの個性にも少しは目を配ってほしいだけなんだよ

矛盾に気づいても
理不尽な要求されても 目をつむり聞いてきた僕らも僕らだけどさ
その矛盾を生み出したのは世の中なんだよ?

ほらね僕らも完全には悪役とはいえない
ほらね世の中も完全には程遠いはず

大切なのは 当たり前な事が当たり前に大切にされる世の中だ
僕らもそれを心のどこかでわかってる

互いが互いにいいところを認めあい
わるいところはわるいと言い合う
人間と付き合うのと同じように
欠点と利点をさぐり合う事が大事なんだよ

それが世の中との上手なつきあい方だと俺は思うんだ。

2011/05/07 (Sat)

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