詩人:どるとる | [投票][編集] |
忘れたはずのイエスタデイ 胸を突き刺す
たどり着いた真夜中に言葉をなくした
一羽の鳥 翼を休めて
少しずつ 寂しさが色濃くなる
ふと気づくがら空きの映画館でひとり
映画を見てる
そんな心地
切なさが際立つよ
この街でひときわ 高いビルの屋上にのぼって叫んだ思いは強がりでしかないから
やがて 本当の気持ちが僕の頬を伝い落ちるだろう
その時あなたは
誰かに優しくするようにただ当たり前に僕を慰める
あなたが優しくすればするほど 僕とあなたの距離は離れてゆくことをあなたは知らないまま
遠い 眼差しで 隣で笑うあなたを 僕は見つめていた
あなたが好きで
ただ好きで
それだけなのに
こんなに辛くて
死ぬほど苦しくて
それなのに
叶わない恋
僕の瞳は あなただけを映しているのに
あなたの瞳にはいつだって いろんな人への愛が映ってる
五月雨よ
あなたを愛してしまった あの人への思いを跡形もなく 洗い流して
思いだけがいつも
一人歩きしていたよ
その優しさは
ギリチョコ程度の
愛だったんだね
それなのに
あなたは誰のことも
精一杯全力で愛すんだね
あなたは罪な人さ
出会わなければ
良かった
そんな思いさえ
打ち消すほど
あなたと居ると
僕まで優しい
気持ちでいっぱいになるんだ だからあなたともっと居たいと思ってしまう
あなたと居ると
毎日が楽しいから
それがぎゃくに悲しいストーリー。