詩人:どるとる | [投票][編集] |
降り続く雨を眺めてる よく降る雨だと愚痴を言う
悲しみを受け流す傘があればいいと思う
まともに悲しみを
背負った僕らの頬にも降り注ぐ涙という雨
ふらふらり
やみそうな気配もないまま このぶんじゃ明日も雨になるだろう
憂うつな気分になるよ
明るい話は似合わない
沈んだ眼差しを落とす部屋の中
なみだ雨に濡れたら
言葉は役に立たない
お日さまが顔を出すまで じっと待っているしかない
なみだ雨に降られたら どこへ逃げても雨宿りできる場所などないから 悪あがきしないでそのまま濡れましょう 上から下まで
心がふるえて
泣きそうな時は
我慢しないで
お泣きなさい
悲しみを受け流す傘などこの世界にはありはしないから
泣きたいときは素直になって 強がらずに悲しいその気持ちに逆らわずに泣きなさい
それが一番いいのだ
それが一番いいのだ
なみだ雨が降り止むまで 心に降る悲しみが降り止むまで
僕は悲しみの中
なみだという雨に降られているよ
誰もがみんな今日もどんな場所でも
悲しみという雨を避けられず なみだという雨に降られている
きっとそう思う
僕には何もできないから せめて 泣き止むまで 気がすむまでお泣きなさい
僕にも君にもそうすることしかできない
なみだ雨に降られたら
雨上がりお天道様照る心の中に
吊り下げられた
てるてる坊主
君のことだよ
また笑えるね
また遊ぼうね
なみだ雨がやんだら。