詩人:どるとる | [投票][編集] |
繰り返す日々の中
夜と朝同じ時間を絶え間なく行ったり来たりして 今日もくたくただよ
僕は どんなときでもなるべくマイペースで生きたい
亀のように ゆっくりでも大きな夢を目指すんだ
他人の速さや世の中の速度にいちいち 合わせてたら身が持たないよ
だから 笑いたいときに笑って泣きたいときに泣きたいんだ
黄昏時のしんみりとした気持ち 胸の中で渦を巻く 切なさを
甲羅のように背負ったまま
それはまるでかたつむりが背中に背負ってる 貝殻のように
くるくると僕の胸の中で回り続ける
不安という竜巻
黄昏の中
誰もいない公園でブランコが揺れているのを 一体誰が知るでしょう?
僕の涙も君の涙も
ブランコと同じさ
誰にも知られず
強がりや笑顔で
隠せば 誰も気づくことはない悲しみさ
救いなど要らないよ
僕はかたつむりだ
渦巻く不安を背負って生きる 貝殻をなくしたらかたつむりは生きられない
だから僕も不安をなくしたら きっと生きられない
ゆっくりのんびり歩いていこう 赤く染まった空の向こうまで
たまには自転車から降りて自転車を手で引いて 沈む夕日をゆっくり眺めながら
頑張った自分にお疲れさまを言おう
切ないのに 心地よいこの風に吹かれながら 僕の口笛がチャイムのように鳴った
だんだん小さくなる僕の後ろ姿
誰もいなくなった土手にのびた長い長い道には もうすぐ優しい夜が訪れる。