ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > どこまでも澄み渡っていた

どるとるの部屋


[2888] どこまでも澄み渡っていた
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


あなたの笑顔が 誰かの元気の種になる
あなたの優しさが 誰かの生きる力になる
あなたは無意味なんかじゃない そこにいるだけで十分意味を果たしているんだよ

難しいことは言わないでさ 簡単なことだけ当たり前だと言えたなら幸せになんて簡単になれるんだよ
これ以上欲張らなきゃ
欲しいものなんて何もない
この世界には

この気持ちはなんだろう あたたかく心を包み込むような
胸の奥に咲く
汚れのない白百合

誰よりも
誰よりも
大切な人よ
僕もあなたに元気をあげたい
もっとあなたのことを知りたい

情けない僕だけど
あなたを愛する資格はありますか?

あなたは優しく微笑みながら頷いた
その日の空はどこまでも澄み渡っていた
その時の僕の心 映したように
曇りひとつない青い空
ヒコウキ雲が ハート型の雲を射抜いた。

2011/05/29 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -