あると思えばある ないと思えばない 存在はただそれだけで存在したりしなかったりする つまりは本人の意志ひとつで存在するかしないかは決まる人も物も景色も何もかもすべて存在はゆるされたものにこそ与えられゆるされないものは存在しても存在しない それは人の目に映るか映らないかではなくその人の気持ちただひとつで変わる 存在の定理はそうして存在する あるかないかではなく存在をゆるすかゆるさないかにある。
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