詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
真夏の狂おしい陽射しが アスファルトに照り返して
梅雨が明ければ ただひたすら暑い日々が続く
ひまわりの花揺れて
長い長い坂道を青と白のバスがおりてくる
放課後の誰もいない校庭に君の影がのびてゆくのを見た
たどり着いた
夏の季節
欲しいものなど
今はこれといって何もない
あなたを抱きしめて
そして唇を盗んだ
あの夏の日々は今も胸の中で万華鏡のようにキラキラ輝きながら 回ってる
君のハート盗もうとしたけど逆に僕が心盗まれてしまったあの夏
風鈴の音色と だんだんと暑さ増すたび 君のこと思い出すんだよ
僕の心はまだ盗まれたまま まだあなたを好きなのに 言えないまま ここまで来てしまったよ
あなたはお元気でしょうか?
今年も あの長い長い坂道からおりてくるバスに乗って 僕は田舎へ帰るだろう
久しぶりにあなたにも会いたいな
失敗に終わった
真夏のハート強奪計画
今年こそ決行するんだ
あなたのハート
盗みに行くよ。