詩人:どるとる | [投票][編集] |
みんなどうして常識とか正しさにのっとって 生きていけるのかな
みんな自分を守りたいために仕方なく世の中に従っているんだろう
そんなの馬鹿らしい
そんなのくだらない
常識や正しさなんて僕は嫌いなんだ
生きていくのは生きていきたいからじゃない
生まれちまった以上
生きていくしかないだけだ
みんな僕の悲しみや痛みを知らないくせして えらそうに見下したり えらそうに人の心を踏み荒らしたりするんだな
それこそ人間から外れた愚かな行為じゃないか
僕は馬鹿だし不器用だけど 生きているんだよ 傷だらけになっても 弱音吐いても必死に這いつくばって
確かに世の中で通じるような人間じゃないかもしれないけど
この涙やこの叫びは多分永遠に誰にも伝わらないけど
認められたいために僕の存在はあるんじゃないよ
だから僕はこのままで
笑われても馬鹿にされてもいい
僕は僕を守りながら
死ぬまで 馬鹿でいよう
死ぬまで 愚かでいよう
群から望んではぐれたはぐれ者のように
僕は生きていくから
それでいい
それでいいんだ
百年ほどしかない時間を生まれてから
まだ数年しか生きてないけど もう人生に疲れ果てて
まっすぐ歩いていくことさえできそうにないんだ
闇の中から 生まれたような命だから いつか闇の中に消えてゆく
でもまたお日さまの下 いつでも嬉しいことがあれば笑えるから
人より数倍苦労する人生なのかもしれないけどそのぶん僕は生きていたことを忘れられないだろう
足跡を残すように
自分の今にこの詩を捧げたい
これが僕の今だ
渦巻く不安さえ
静まる真夜中に
やっと 気づいた
何物にも混ざらない
孤高の色
それは確かな意思。