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どるとるの部屋


[3060] 僕は生きてる
詩人:どるとる [投票][編集]


何かに頼ってすがらなくちゃ まともに歩くことすらできない僕らを
愛してくれる人が傍にいることが今は何よりの救いだね

正しいことばかりを教えられた子供は
多分将来正しい大人になるけど きっとそれ以上にさびしい人間になるね
愛や優しさや何が正しいか何が悪いか
そんな事のすべてを
教えられても過ちを犯してしまうのが僕ら人間だから
大切なのは過ちを犯したことを悪いことだと素直に認めて
なおかつ反省できること
間違えるのは人間だから仕方ないから
大切なのはつまりそういうことだと知ったのです

単純な僕としては
単純な世の中であってほしい 難しい理屈やうざったいきまりで縛られるのはごめんなんだよ
迷いもなく『自由になりたい』って思ったんだ
だからそのためなら

独りきりになっても
多少さびしい思いしても 精一杯笑って
精一杯泣いて
転んで 膝をすりむいても 決してやめちゃいけない人生がある
僕は風に吹かれて
地に足をつけて
気をぬくといつも
命まで投げ出してしまいそうになるけど
まだまだ 歩けるさ
こんな僕だってまだまだ 若いんだ
だから できることがあるはずだ
出来損ないだけど
僕は僕なりに今を
精一杯生きてるんだ

夜明けがやけに眩しいよ
生きてるんだ
当たり前だね
生きているから
悲しみだって
痛いくらい
感じるんだ

風に吹かれて
地に足をつけて
たまに笑って
たまに泣いて
今は昔とはまた違う苦労を重ねているけどそんな今も愛したいから生きて生きて
何度でも風に吹かれて
まだ生きてるって喜びを抱きしめたい

夜明けの眩しさも
風の冷たさも
ほほを伝う涙も
誰かを思う気持ちも
突き刺さるような
陽射しの温度も
すべて考えてみりゃ
生きてる証じゃないか

僕は生きてる
僕は生きてるんだ
答えなんかないけど
生きてる証がここにある
僕は生きてる
僕は生きてるんだよ
だから。

2011/07/09 (Sat)

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