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どるとるの部屋


[3105] 僕の背中は曲がっている
詩人:どるとる [投票][編集]


夜空を駆け抜ける
流れ星に願うのさ
明日こそはどうか輝く日であれ

シャッターチャンスを逃した カメラマンの悔しさに似た
終電に乗り損ねたサラリーマンの虚しさも似た 切なさに焦がされて 眠れない夜

今夜はもう眠らない
何が何でも眠らない
眠らない 眠らない
眠りたくなんかない

そう言う僕の背中は曲がっている

でもそれはきっと素直な僕の本当の言葉

眠らない夜も素敵さ
眠れない夜も素敵さ

背中は曲がっていたって心はしゃんとしているはずだよ

さあ まだ見ぬ明日へ船を漕いでゆく

夜を飛び越える 流れ星の尾を掴んで

そのまま 夜空のかなたへ 夢の出口へ。

2011/07/27 (Wed)

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