ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 神様が死んだ日

どるとるの部屋


[3188] 神様が死んだ日
詩人:どるとる [投票][編集]


好きなように生きて
苦労するなら僕は本望だ その苦労は安らぎにさえ変わってしまうから

今日も貴重な時間をお金に換えて 僕はせっせと働きアリのように何か言われりゃ『はい。』ばかり言って働いている
お金じゃ時間は買えないし
時間をお金にする事は何もしないで怠けていたんじゃ一円玉にもならない

教え込まれた世の中のルールをまるで神様から与えられた掟のように考える 常識に操られた人々の目が濁っているのは 生活は安定していてもそれは幸せというには少し意味が違うから

僕は何をしたいんだろう
何をするために生まれたんだろう
僕には何ができるだろう
何のために生きていくのだろう
何もわからないまま
気づいたらここにいたんだよ

僕の中の神様が 死んだ日は つまり僕の中の作られた決まりが全て張りぼての嘘だと悟った日と重なる日だ

常識に僕の求めるような幸せの答えはありません
かといって探そうとして簡単に探せるものじゃありません
だから生きて
なるべく長く
この世界にとどまって
僕はたくさんの苦労を知って 生きていく意味があるのです

神様が下した命に背き 僕は好きなように 自分のために やりたいように
思いのままに生きるよ

それがきっと僕が探していた幸せの答え
そしてそれは同時に生きる意味なのでしょう。

2011/08/25 (Thu)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -