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どるとるの部屋


[3191] 昇る太陽背にうけて
詩人:どるとる [投票][編集]


ばかな自分が垣間見える時流れる涙をあざ笑わないで 頑張った末の結果なら 大成功を納めるよりずっと 素晴らしい筈だと 僕は思う

この世界の掟に 従って 生きるなら しなくてもいい苦労もたくさんあるから
限られた人生
良いも悪いも結局は自分自身が決めること
だから掟などあるようで ないようなものなのさ

自由という言葉に今日も縛られて 不自由な僕は自由という言葉を信じられないでいるんだよ

明日をもしれない 儚い命なら 全てをなげうって ただ自分のため生きていくのも正しい道だろう
でもまだ死にたくても死ねないほど 時間が有り余ってる人ならば 人に尽くしてみるのもまた正しい道

今日も 順路にしたがって 生きてる
それが正しい道とひたすら信じて

疑いもしなかった心はやがて疑問を持ち始め 本当の道に気づき 怪しまずにはいられない 大人の目はごまかせない

悲しみの果てのそのまた果てにあるその正しい道は 僕には似合わない間違った道です

だから順路とは逆に進むんだ 苦労なくしては生きられない道なら 好きなように生きて人よりたくさんの悲しみを拾おう

やがてまた訪れる夜
そしてまた去り行く夜

昇る太陽 その光を背にうけて 僕は目を開ける 真の光が照らすその袂には きっと闇を退けし 眩い光の雨が降り注ぐ 楽園と思しき 世界。

2011/08/27 (Sat)

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