詩人:どるとる | [投票][編集] |
逃げ場をなくして
行き着いた夜の片隅
こぼれた涙
時代の風に吹かれて
僕らは静かに消えてゆく
古き良きあの歌を口ずさめば
いつでも懐かしいあの日に帰れる
ひゅるりまた時代は変わり その時代その時代を彩る様々な流行り廃りが繰り返され また時代が変わる
大切なもの
そうじゃないもの
捨て去って
抱きしめて
気づけばまた
夜が来て
気づけばまた
朝が来ました
時代の風に吹かれて
誰もが静かに消えてゆく
またひとつ時代が終わればその時代に生きた人もその時代を彩った歌も静かに静かに消えてゆく
それは悲しくても繰り返されることなのさ
時代よ 流れていくがいい
僕の想像も届かぬはるか彼方へ
美しい景色も
川の流れも
変わらないでほしいものはあれど
変わってしまう時代もある
だけど残さねばならないものもある
だから時代がどれだけ進んでも 消してはいけないものがある
時代の風が吹き
新しい時代の人が
新しい時代を築く
時代は変わっても
大切なものはいつまでも大切に
美しいものはいつまでも美しく
変わらずにあれ。