ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 秘蔵詩集から@

どるとるの部屋


[3248] 秘蔵詩集から@
詩人:どるとる [投票][編集]


ひゅるり 風が吹き抜けてゆく 中秋の紅葉通り

帰り道はいつも ため息つきながら

今日もどこかで誰かの笑い声が聞こえる


涙をつれて歩いてゆこう 孤独な旅はまだまだつづいてく

涙をつれて 生きていこう 寂しさは風 いつかは消える

跡形もなく 花のように ふきこぼれる花のように

日々を悼み
過去を薙ぎはらい
襲い来る時に備えて
我は風になりて
至福の時を待たん。

2011/09/13 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -