ひゅるり 風が吹き抜けてゆく 中秋の紅葉通り帰り道はいつも ため息つきながら今日もどこかで誰かの笑い声が聞こえる涙をつれて歩いてゆこう 孤独な旅はまだまだつづいてく涙をつれて 生きていこう 寂しさは風 いつかは消える跡形もなく 花のように ふきこぼれる花のように日々を悼み過去を薙ぎはらい襲い来る時に備えて我は風になりて至福の時を待たん。
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